【2016】島フェス開催後100日コラム – あれから、100日。これから、100年。-(2016-12-06)

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 一歩ずつ。


2011年の初開催から、おかげさまで今年で6年目をむかえることができました。ありが島ございます。

「百年つづく、海の上の音楽祭。」をテーマに掲げている私たちにとって、100という数字は一つの節目。毎年、開催後100日目に、これから先100年に思いを馳せ、今年もすべての人たち、自然との関わり合いに心から感謝して、今年も”開催後100日”コラムを書かせて頂いています。忘れた頃にやってくるイベントレポート、、のようなゆるやかな心構えでお読み下さい。

今年の開催は、2016年8月27日(土)〜28(日) [前夜祭 8月26日(金)]。
そして本日、2016年12月6日(火)。かつて1877年、トーマス・エジソンが、自身が発明した蓄音機で初めて人の声を録音・再生することに成功した記念すべきこの日(日本では「音の日」と日本オーディオ協会が制定)に、開催後ちょうど100日目を迎えました。

今年はフェス終了後の動きが、これまでにはないほど慌ただしかったように思います。
例年だと、アフターイベントはあるものの、基本的に終了後は常に口が開いて放心状態、絵に描いたような”ヌケガラ”状態でしたが、今年は、島フェス アフターイベント「島で逢えたネ」と題してスネオヘアー四国ツアー、そしてすかさず “島でしか手に入らない音楽” の制作プロジェクト「Naoshima Cruising」のため、島フェスとも関わりの深い Nabowa のメンバーを中心に、小豆島からほど近い、現代アートの聖地として知られる直島(なおしま)に滞在して合宿。過酷なレコーディングが始まり、かと思えばすぐに10月に開催された島フェスin直島(直島アゲイン!共同開催)。まさに息つく暇もありませんでした。。。

この島フェス渾身の作品「Naoshima Cruising」について、今後の展望に関してはちょうど 本日のニュース で情報を告知させて頂き、ナタリー先輩やRO69先輩でもご掲載頂けたのですが、島フェス七周年アルバムとしてリリースすることが決まり、さらに年明け、島フェス プレイベント「島で逢えたら」の一環として東京・関西・四国でリリースツアーを行うことになりました!

さらにさらに今年は、素晴らしい映像スタッフのおかげで素敵なアフタームービーも完成し、スタッフみんなで、でき上がった映像を見ながら、夏を思い出してどきどきしました。
「必殺技 = 見切り発車」の島フェス代表、による人生最大の華麗なる見切り発車により誕生した、この「島フェス」。心優しい人たちのご協力のおかげで、少しずつながらも、一歩ずつ、一歩ずつ、思いが、心が、かたちになってきたように思える6年目の夏でした。
フェスが終わっても、すぐに集まり、その楽しかった時間や空間を伝えるためにみんなが心と体を燃やしました。
イベントが終わっても、もっとみんなで考えたいこと、もっとみんなで伝えたいこと。
小さな熱が、いつのまにか共有されて、力強い種火になった。何だかそんな風に思えた6年目でした。
来年も、もっと頑張りたい。

shima fes SETOUCHI 2016 Official After Movie [映像作家 : シブヤ ]
https://youtu.be/DASWXHqcVF8


高木ブー × never young beach = ネブヤン


今年は、映画祭「しまのえいがの映画祭」の復活、お隣の島国 台湾からのアーティスト招聘&フード出店(Special Thanks to 月見ル君想フ)、カレーフェスへの道、など今年もはりきって色々な挑戦をしましたが、今年の目玉企画は、このコラボ企画「ネブヤン」でした。

2013年はNabowa、2014年はキヨサク(MONGOL800)、と恒例企画として定着しつつある島フェスならではの【高木ブー コラボ企画】。アーティストからはうれしい気持ちの反面、緊張とプレッシャーがものすごいと毎年内部では一定の戦慄が走るこの企画、五周年を迎えた昨年 2015年は、Mr.見切り発車、島フェス代表のひらめきから本格化することになったのが、出演者全員での「いい湯だな」大合唱、、、でした。どうしても出演者全員と高木ブー先輩で「いい湯だな」大合唱をやりたい!!!イメージはウィアーザワール(ド)のあの感じで!!!合間合間で図抜けた歌唱力の人とかがいてみんなハッとするようなポイントもありきで!!呼び込みはマイケルに任せよう!マイケルだ!(現代の)マイケルを探せ!!!!・・・一度火のついた情熱の炎は、その夢を実現するまで途絶えることはありません。戦慄がまさか出演者全員を巻き込むことになろうとは・・・

こうして昨年の五周年記念では、島フェスとしても念願であった サニーデイ・サービスのサプライズ出演 (!!) というビッグ企画とともに、高木ブー × 出演者総出で「いい湯だな」大合唱によるグランドフィナーレが無事に実現し、幕を閉じました。

shima fes SETOUCHI 2015 フィナーレ〜5周年だョ!全員集合〜 (高木ブー&Nabowa、→Pia-no-jaC←、青葉市子ら
https://youtu.be/t76mDkL_AyU

そして、、、六年目の、今年。

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昨年あまりに「いい湯だな」が盛り上がったこともあり、今年も絶対見たい!やるよね?ぜひ恒例企画に!!という熱望の数々のお声を、多方面の方々(主に島フェス代表の親戚筋や姪など)から頂戴したこともあり、さて今年はどういった企画が良いかしら、と考えながら色々なアーティストのライブへ足を運んでいました。
ライブと言えば特にここ1〜2年、今までとは少し色合いの異なる素晴らしいアーティスト、バンドが現れた特に目立って増えてきた時期だったように思います。インディーシーンはもちろん、色々な場面で新しい音楽、若い力の台頭を感じることが多く、とりわけその中でも、島フェスが熱いまなざしで追っかけていたのが、ネバヤンこと、never young beach。
この若いバンドに初日のトリを(迷わず)お願いすることにしました。
彼らは、古くて懐かしいのに新しい、無理して頑張ってないのにめちゃくちゃ芯がある、誰も思い付くことができないメロディが溢れ出てくる、とにかくメンバーのみんなの顔がいい感じ、、で、彼らとの出逢いは、本当に感動そのものでした。
島フェスと、never young beach。ネバーヤングビーチ。ていうかビーチって。。。もう絶対島フェス出てほしい。。。絶対、絶対だよ。。。海をバックにものすごい楽しい感じに演奏してほしい。。。島フェスを染めてほしい。。。ネバヤン色で、染め倒してほしい!!!!!そして、高木ブーと一緒に、ゴキゲンなサウンドで、熱唱して、、飛び跳ねてほしい!!!!・・興奮した島フェス代表が、ネバヤンに会いに行って、「今年の島フェスはネバヤンのためにあると思って下さい!」と初対面にも関わらず意味不明な発言をする、に至るまで、そう時間はかかりませんでした(実話)・・・。

<中略>
きちんと大人のお話も整い、無事にネバヤンの出演も決定し、実現する運びとなった「高木ブー × never young beach = ネブヤン」企画。
今年も出演者総出で、その日に出演のない翌日出演予定のアーティストさんまで、ステージに並び、数十名のアーティスト、そして素敵なお客さんたちによる「いい湯だな」大合唱による大感動で、今年も幕を閉じました!

びっくりするくらいに盛り上がり、会場では島フェス史上初となるダブルアンコール。なんと「いい湯だな」を2回も大合唱することに・・・。
ダブルアンコールが出た時のネバヤンをはじめステージ上のみんなの「え?」「どうするの!?」「いい湯だなやるの?もう一回?」「他にみんなでできる曲、ないよね?」「どーする?どーす、、あっ!ブーさん!ブーさん!もう一回です!これ、もう一回です!!」「え?」「お、おーい!!主催者ーー!!!」「(全員で)主催者ーーーー!!!!!!」

楽しいコラボ企画で、6年目を楽しく閉幕することができました・・・
やっぱり楽しいのがイチバン!ですよね?

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アラ10。


このタイトルを見て、「魚のアラ」が真っ先に浮かんだ方はぜひ島フェスの運営スタッフに立候補して下さい!しかし今回は残念ながら、そっちのアラ、ではございません。(「アラ〜!」と思わずダジャレを言いたくなったそこのアナタ!反省して下さい!!)

6年目ということは、0よりは10に近い、つまり、「アラ10」です。

正直、開催初年度に台風が直撃して泣きながらなんとか苦境を乗り越えた島フェスにとって、毎年、毎年、一年、一年が勝負で、色々なことが手探りで、予算も経験もなく、ただ、熱意と見切り発車と情熱と見切り発車と見切り発車のみで突き進んできました。
そして昨年。小さいかもしれませんが私たちにとっては大きな節目である、5年目、という一つの区切りを迎え、今年、6年目。無意識に、次の節目、つまり “島フェス10年目” という区切りに向かうこれからの5年間をイメージしながら過ごした一年間でした。今までのように手探りでの小刻みな前進を続けていてはいけない、という危機感と、この5年を振返って、改善への取り組みはもちろん、「本当はやりたいのに、できていないこと」にも目を向け、そもそも、「なぜ、やり続けるのか?」というところにきちんと立ち返って、準備や運営に取り組みたいと思いました。

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見切り発車は見切り発車でも、しっかりと情熱と覚悟(これ大事)のある見切り発車をしたい!無計画な見切り発車じゃなく、大人のきちんとした見切り発車をしたい!!見切り発車が上手だね、しばらく見ないうちに見切り発車上手くなったね、と言われたい!!見切り発車されるよりも、見切り発車したい!!見切り発車王に、俺はなる!!!
・・はあ、はあ・・・とにかくしっかりと、次の節目、10年目を見据えた挑戦を意識したいと考えていました。
一つ一つ、しっかりとかたちにして、一つ一つ、次につながる、意味のある取り組みにしたい。
そのためにも、島フェスが生まれるきっかけになった思いを常に大切にしたい。

それは、瀬戸内海の島々がもつ魅力に対する「感動」でした。全てはそこから。

この瀬戸内海に浮かぶ島々の魅力を発信し続けるフェスでありたい。
島フェスを通じて、少しでもたくさんの人が瀬戸内海に訪れてくれるような場作りをし続けたい。
この美しい海に多くの人が訪れ、そして愛され、たとえば百年先も、大切にみんなで守られ続けますように・・・

島フェスには、そんな「夢」があります。

多島美豊かな瀬戸内海は、”世界の宝石”とも称される、日本が世界に誇る自然の恵みです。

一つ一つの島には、その島ならではの暮らしや文化が根付いていて、日本が島国であることを思い出させてくれます。今年は”海の復権”をテーマに掲げる3年に一度の芸術の祭典「瀬戸内国際芸術祭」も盛大に開催され、瀬戸内海は大変にぎわいました。

香川県出身である島フェス代表は、この瀬戸内海を眺めながら育ちながらも、様々な魅力的な島々が浮かぶこの海の魅力というものに、そしてきっと島国日本の魅力というものに気付かずに生きてきました。しかしいつのまにか、その魅力に気付かされ、いつのまにか瀬戸内海の島に足を運ぶようになり、2011年、島フェスを立ち上げました。

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島とは、日本の縮図であり、未来図である。


日本は島国です。
日本人が島国にいるからこそ気付くことのできない島国の魅力、海の魅力、そういったものに、この「島フェス」に訪れる体験を通じて、私たちも含めてみんなで学んで、考えていきたい!大切な海を、大切にしたい。ずっとずっと受け継いでいけますように。そんな思いが、島フェスにはあります。

この日本は6,852もの島々から成る島国。 その中で有人島はたった約420ほどで(意外にも無人島の方が多いんです)、小さな島々の暮らしでは、日本全体が直面している少子・高齢・人口減というものを一足先に体感しており、これから日本が真剣に考えなければならない課題にいち早く直面しています。
そしてその一方で、日本が失いつつある豊かな自然・文化が残っていて、今もなお人と自然が向き合って、暮らしの中で共存しています。
日本が未来に向かうための教訓を、日本がこれまで育んできた文化や自然との関係性を軸に、私たちは島から学ぶことができます。

つまり、「島とは、日本の縮図であり、未来図である。」と考えています。

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美しい島国、日本。

自分たちが生まれたこの地について知り、愛し、未来を考えることは、いつの時代もきっと大切だと思っています。
島フェスへ訪れるために海をこえて、未だ見ぬ地に訪れ、島を楽しむという実体験が、この日本の魅力について考える一つのきっかけになるほど、皆さんにとって楽しくてわくわくできるフェスになれたら素敵だなあ、と思っています!

家に帰るまでが島フェス!なのはもちろんですが、家を出て、海をこえて、島に自分の足で上陸する、みずみずしい空気をすーっと吸い込む、、、そういった体験の一つ一つが、島フェスが何より皆さんに楽しんでほしいことで、島の魅力、島に訪れることの魅力だと思っています。
その昔、海の向こう側に未だ見ぬ地を信じて、人々が夢を持って航海に出たように。
普段の暮らしでは出会えなかった不思議な感動や、圧倒されるほどの自然の恵み、忘れかけていた穏やかな時間。そういった島国ならではの魅力に触れることができる、という希望が、「島フェス」にはきっと詰まっています。

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そう信じて、毎年、自然の厳しさと豊かな恵みの中で鍛えられながら、頑張っています。

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島フェスで、島の魅力に惹かれたら、次はのんびりと海をこえて旅をしたり、人に会いに来たり、おいしいものを食べに来たり、海や山などの風景を眺めに、ぜひ足を運んでみて下さいね。そしてまた別の島に足を運んでみて下さい。

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そして島フェスにも、またぜひ遊びに来て下さい。

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百年つづく、海の上の音楽祭。


本日、7年目の開催決定の案内を告知させて頂きましたが、これももちろん10年目という節目への大切な一歩。
しっかりと先を見据えて、自然に感謝し、皆さんと楽しく遊べるフェスに育てていきたいです。

せっかく海をこえてみんなで集まるので、せっかく最高の音楽と食事が集まる三日間なので、やっぱり楽しい時間が一番ですよね!
見たいアーティストのライブを島で見る、海に囲まれた風景で音楽を満喫する、それだけでもう最高なのですが、船に乗って海を眺める時間、そして帰りの船で夕焼け、または星空を眺める時間。何もしない時間。

そういった記憶も島フェスのタイムテーブルに組み込むくらいの勢いで、ぜひ楽しんでもらえるように、来年も準備頑張ります。

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島フェスの主会場は、オリーブ、そうめん、醤油、「二十四の瞳」などで知られる小豆島(しょうどしま)です。
現代アートの聖地と世界的に注目される直島でも「直島アゲイン!」と共同企画・開催で島フェスも開催され続けており、過去には東京の島や、鬼ヶ島でも開催されてきました。お隣の島国、台湾との交流も2012年から少しずつ続けてきました。

一つ一つの島に、その島を守る海があり、それぞれ全く違った魅力があり、素敵な時間が流れています。

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島フェスは、そんな島の魅力の、一つの入口や、きっかけになれたら、うれしいです。

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私たちは、いつも思っています。

この海に浮かぶ島々は、きっと一つ一つが「海の上の小さな未来」なのだと!

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「百年つづく、海の上の音楽祭。」 永遠に、スタート!

せーの、

きてよー。

以上


島フェス開催100日コラム – あれから、100日。これから、100年。 –
2016.12.06 Tue.

shima fes SETOUCHI実行委員会
代表 丸尾誉